ワーホリ中に語学学校に通うかどうか。
ワーホリを考えている中でこの疑問が湧き出てくるときは
「もし学校に通っても意味がないなら学費を他のために使いたい」
そんな考えが出てきているときだと思います。
実際に私もワーホリに行くと決めたときに同じく悩みました。
ワーキングホリデーは語学留学と違い、何をするにも自由。
必ず学校に行かなければいけないというわけではありません。
自分は学校に通ったほうがいいのか、または通わなくて済むのか
私の経験談も踏まえて紹介します。
Contents
ワーホリ中に語学学校は必要?
Q.ワーホリ中に語学学校に通うべきか。
私の意見として答えは、
A.通うべきです
様々なワーホリの情報サイトで
「語学学校に通っても英語は伸びないからお金の無駄だ」という声がたくさんあります。
私も実際にオーストラリアでのワーホリを経験して、確かにそう思います。
語学学校に数ヶ月通っても大半の人の英語力は微増くらいです。
ですが、語学学校には語学の向上だけではない
ワーホリのスタート地点としてとてもいい役割を担っていると感じます。
ワーホリ中に語学学校に行くべき理由は?
英語力の向上が見込めないのに語学学校に行くべき理由
それは、
渡航直後の初めてのコミュニティーになるからです。
実際、私もワーホリに行くと決めた後に学校に通うべきか悩みました。
なぜなら、
短大時代にイギリスへの語学研修の経験があり、
海外生活のイメージや英文法の理解には自信があったからです。
「学校に行っても日本でできる英語の勉強をただ英語で説明されるだけ」
「学校に行っても一番伸ばしたいスピーキングを伸ばすことはできない」
そう考えていたので、学費がとても勿体なく感じていたんです。
でもそんな私でも、語学学校に通うことに決めて
本当によかったと今思います。
なぜなら事前準備やエージェントから得る情報よりも
語学学校で出会った友人からの情報が最新でかつ膨大な量だったからです。
そして、渡航直後の孤独感は実際に経験しなければわかりません。
”異国の地に一人ぼっち”
どこに何があるか、何をどうすればいいのか、言葉がちゃんと伝わるのか全くわからない
こんな不安と孤独感に押しつぶされそうなときに
同じ仲間と出会える語学学校というコミュニティーは心の拠り所でした。
今考えれば、あのとき語学学校で沢山の友達と出会い
たくさんの情報を共有し、
その土地での生活する知恵を身に着けたことで
安心してワーホリ生活をスタートすることができたと思います。
ですので
語学学校を「英語を学ぶ場」としてだけで捉えるのではなく、
「ワーホリ生活のはじめの一歩の場」
「英語でコミュニケーションを取ることに慣れる場」
として、ワーホリの計画に取り入れることをおすすめします。
語学学校に行かなくてもいい人とは?
ここまでワーホリ中に語学学校に通ったほうがいいとお話ししてきましたが、
逆に行かなくても問題ないという人もいます。
どういう人かというと、、、
・現地に知人が既にいる人
・英語でのコミュニケーションに全く不自由しない人
この2点のうち一つでも当てはまり、
語学学校に行くか迷っているのであれば行く必要はないと思います。
まず、「現地に知人が既にいる人」
実際に私がワーホリ中に、友人も後からワーホリに合流したのですが
その友人はエージェントも使わず、語学学校にも通っていません。
なぜなら
「家や仕事探し方」「生活必需品の買い場所」「街の案内」「人との交流の場」など生活する上で必要なことは全て私が教えたからです。
現地で生活している知人がいるということは
既にコミュニティーがあるということですよね。
おかげで友人はエージェントや語学学校などにかかる初期費用を抑えて
安心してワーホリ生活をスタートできていました。
そして、「英語でのコミュニケーションに全く不自由しない人」
仮にもし私も、何不自由なく英語を使えるのだったら
語学学校にも通うことはなかったと思います
何不自由なく英語を使えるということは、
現地の人と対等になれるということです。
仕事を自力で見つけることも可能ですし、ネットで調べた情報をもとに現地の人とうまくコミュニケーションをとって生活の基盤を作ることも可能です。
ただ、この場合、語学学校のような同じ目的の仲間がいる場所というのがないので
積極的にミートアップに参加するなど
自発的な行動がより必要になってくると思います。
ワーホリ中に語学学校に行くメリット・デメリット
ワーホリ中に語学学校に行くメリットは前述の通り
「第一のコミュニティーを作ることができる」ということ。
私が一時期シェアルームをしていた韓国出身の友人は、
最初語学学校に通っていなかったのですが、後々通い始めました。
理由を聞くと、「友達を作ることも仕事をゲットすることももなかなか出来ず、せっかくワーホリに来たのに家にいてばかりで不安だった」とのこと。
全く知らない異国の地で
「現地での生活や仕事の情報」「違う国・地域から来た友人」「独りじゃない安心感」
これら全てを得られる場所の存在は大きいです。
そしてデメリットですが、やはり
「学費という大きなお金がかかってしまう」ということ。
しかしこの学費というデメリットも
語学学校を「英語を勉強する場」だけじゃなく「最初のコミュニティー」だと考えた上で、通う期間を工夫するとカバーできます。
以下、学費と語学学校に通う期間について詳しく見ていきましょう。
語学学校にかかる費用
語学学校にかかる費用はその国の物価や、語学学校によって様々ですが、
おおよその目安として
・1ヶ月10万~15万(イギリスの場合は15万~25万)
・3ヶ月35万から45万ほど となっています。
以下ワーホリ協定国で主要な国の学費が詳しく記載されているので
参考にしてください。
語学学校にはどれくらい通ったらいい?
「ワーホリ中に語学学校に通うべきか迷う」という人はきっと、
ある程度英語の勉強を一生懸命してきた人なのだと思います。
そして、「英文法や簡単な英会話なら少し自信がある。でも学校に通わずにやっていけるか不安」という人。
私もそのうちの一人だったのでよくわかります。
結局私はワーホリ中に丸3ヶ月間(12週間)語学学校に通いました。
その経験から言うと
語学学校に通う期間は1ヶ月~2ヶ月(4週間~8週間)で十分だったな、
というのが正直な感想です。
というのも、私の場合
3ヶ月目には次のステップである「仕事探し」のことで頭がいっぱいで、学校どころではなくなってしまったからです。
そして結局その間に仕事が決まり、最後の2週間は学校に行くことを辞めてしまいました。とても勿体ないことをしたなあと反省しています。
私のようにほとんどの人は、渡航して2ヶ月経つ頃には現地の生活に慣れて
仕事のことを考え始めます。
そして「せっかくゲットした仕事やチャンスを逃したくない!」と、
後半は学校に来なくなる人も少なくありません。
なので、その時点で学校には通う必要がなくなるので
長くて2ヶ月が良い期間だと思います。
語学学校か有料エージェント
語学学校をコミュニティーの場として行くのなら
「有料エージェントを使って現地でのサポートをしてもらえばいい」
そんな考えも出てきますよね。
でもそれはおすすめしません。
なぜならコスパが悪いから。
前述したとおり、語学学校に通う期間は1ヶ月~2ヶ月で十分です。
そう考えたときに学費にかかるのは10万~30万円の間
そして授業、友達、現地の最新の情報、先生方からのサポートが受けられます。
対して有料エージェントにかかる費用は50万前後。
手厚いサポートが有るのかもしれませんが、自発的に行動しなければ、語学学校のように自然と交流の輪は広がる事はありません。
私は「無料エージェント+語学学校」の組み合わせでワーホリをしましたが、
これが一番いいと実感しています。
無料エージェントは「学校に通うのであればサポート費は無料」というところが多いです。
無料だからといって何もしてくれないわけではなくて、ビザ申請と学校契約、現地での最低限のサポート(銀行口座を作る方法等)はしてくれます。
そして、実際に私がワーホリ中にエージェントにお世話になったのはたったの2回。
渡航直後のオリエンテーションと日本からの荷物を預かってもらったときだけです。
エージェントからのサポートはこれで十分だと感じます。
ですので、「無料エージェントに最低限のサポートをしてもらいながら、語学学校で友人やワーホリをしていくための知識や情報を身につける」
これが私が経験して一番いい方法だと感じます。
語学学校の選び方
語学学校によっては「バリスタコース」や「セラピストコース」など
英語以外にも専門的なことが学べるところもあります。
ですので、学びたいことや、やってみたい仕事がはっきり決まっている人はそれらを学べる学校を探すといいです。
また、ホテルで働きたいと決まっている人は、インターンシップ制度のある学校にすると、ホテルの仕事をゲットできる可能性が高まります。
ちなみに私は、渡航前はホテルで働きたいと思っていたので
ホテルインターンシップ制度のある語学学校に決めました。
(結局、滞在中に気が変わってその制度は使わなかったのですが。)
そして、みなさん気になる日本人比率ですが、正直当てになりません。
どこの語学学校にも日本人はたくさんいますし、
初中級のクラスにはアジア系、上級クラスにはヨーロッパ組といった具合にどうしても別れてしまうからです。
友人から聞く限り、違う学校も同じようでした。
ですので、学校選びのポイントとしては日本人比率よりも
授業外のアクティビティーが盛んであるかどうか
が重要になると思います。
幸い私が通っていた語学学校は
毎日放課後と週末にスポーツやパーティーなどのイベントが盛んな学校でした。
そのおかげでクラスの違う多国籍な友人とコミュニケーションを取る機会が持てたので、結構重要なポイントかと思います。
まとめ
ワーホリ中に語学学校にいく必要があるのか、
そのメリット・デメリットについて紹介しました。
ワーホリは1年間自由に滞在できるビザです。
仕事するもよし、旅に没頭するのもよし、真面目に勉強するもよし。
ただ、ワーホリを充実させることが出来たかどうかは
現地で出来た新しい友人たちとどれだけ多く笑い合えたか、
悩みや不安を共有したか
で大きく変わると思います。
そんな友人たちと出会うワーホリの第一ステップとして
語学学校という場を活用してみてはいかがですか?